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大暑とは夏バテ注意の暑い時期!おすすめの過ごし方とレシピ3選

大暑とは夏バテ注意の暑い時期!おすすめの過ごし方とレシピ3選

LIFE STYLE

暦の大暑とは、言葉を見ると非常に暑そうなイメージがありますが、具体的にはどのような時期でしょうか?この記事では大暑の意味や2022年の大暑の日について、おすすめの過ごし方やレシピとともにご紹介します。

大暑とはどんな時期かを解説

まず大暑とはどのような時期かを見ていきましょう。


大暑は日照りが続きは暑さが厳しく感じられる時期
大暑は1年を24の季節に分けた二十四節気のひとつです。一年を通してもっとも暑さが厳しく感じられる時期だと言えます。二十四節気のうち夏に分類されるのは、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑で、毎年7月23日〜8月7日ごろが大暑の時期です。

大暑は夏の最後の季節で、二十四節気の次の暦は秋の始まりである立秋です。


大暑のころの自然の様子
1年を72の季節に分けた七十二候によると、大暑のころには3つの季節が当てはまります。


・初侯:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)7月22日~7月26日頃
・次侯:土潤溽暑(つちうるおうてむしあつ)7月27日~8月1日頃
・末侯:大雨時行(たいうときどきにふる)8月2日~8月6日頃


大暑のころは、桐の花が咲き始め鈴なりに実をつける時期です。なお、桐は伝説の鳥である鳳凰(ほうおう)が唯一留まる木とされる植物です。また、紋で言うと桐は天皇が紋に用いる菊に次いで格が高いとされ、日本政府の紋である「五七の桐」にも描かれています。

また、打ち水で涼をあおぐのもおすすめですが、土が塗れても熱気が上がってくるので変わらず蒸し暑さがある時期です。夕立や台風などの豪雨が降ることもあり入道雲が見られることもあります。


2022年の大暑は7月23日
2022年の大暑は7月23日です。大暑の風習には、土用の丑があります。2022年の場合、土用の丑の日は2回あり、「一の丑」が7月23日、「二の丑」が8月4日です。

土用とは本来、立春・立夏・立秋・立冬の前18日間のことですので、季節ごとに土用があります。しかし夏の土用は体調を崩しやすいため、現代でも特に意識されているのです。

暑さで体調が崩れがちな時期ですので、栄養のあるものを食べてゆっくり休息を取るように努めることも大切でしょう。

大暑におすすめの過ごし方

大暑のころのおすすめの過ごし方についてご紹介します。


夏祭りや花火大会を楽しむ
大暑のころはお盆休みの直前であり、学校などが夏休みに入っている人も多いでしょう。日中よりも夜が過ごしやすいこともあり、夏祭りや花火大会などで夏ならではのイベントが満喫できる時期です。


暑中見舞いを書く
暑中とは、小暑と大暑を合わせた1年で最も暑さが厳しい時期のことです。そのため、暑中見舞いは、小暑から立秋前までに出す書状のことを指します。なかには、正式には大暑から夏の土用の期間中に出す、という説もあるため事前に準備しておくとよいでしょう。同時期に日ごろの感謝をこめてお中元を贈るのもおすすめです。

なお、「暑中」見舞いは、暑い時期に相手を気づかう意味があるため、小暑に入っていた場合でも、梅雨が明けてから投函するのが無難だといえます。


天ぷらを食べる
毎月23日は「天ぷらの日」と定められています。天ぷらは食感がよく疲労回復にも役立つ料理のため、大暑にあたる7月23日には疲労回復を期待して天ぷらを食べてみましょう。車エビやとうもろこし、ゴーヤ、枝豆、みょうがなど夏野菜を揚げるのも一案です。

大暑の時期におすすめのレシピ3選

大暑のころの旬の食材には、えだまめ、きゅうり、なす、ゴーヤ、みょうが、レタスなどがあります。ここでは大暑の時期におすすめのレシピを簡単にご紹介します。


なすの肉巻き天ぷら
ナスは肉で巻くと油を吸い過ぎずヘルシーに食べられます。フォークでつついて穴をあけたオクラもよく合います。


1. なす2~3本のへたを取り、ピーラーで2~3か所皮をむく
2. 食べやすい大きさに切ってから水にさらしてアクを抜き水気をふきとる
3. 2.に豚薄切り肉をしっかりと巻く
4. ボウルに天ぷら粉を入れて分量どおりの水で溶く
5. 鍋に油を入れて180℃に熱し、3.を4.につけて約3分揚げる


いんげんとかぼちゃの揚げびたし
旬の食材であるなすやオクラは、揚げびたしにもおすすめです。


1. 好みの味のだししょうゆを用意する
2. ピーマン2個、いんげん10本前後、かぼちゃ1/4など好みの野菜を食べやすい大きさに切る
3. 2.を180℃の油で素揚げする
4. 3.を1.に浸して味をなじませる


うざく丼
きゅうりとうなぎは食感のバランスが良く、さっぱり食べられる一鉢です。


1. きゅうり1本に塩をふり、板ずりしてから軽く水で洗う
2. 1.に飾り包丁として斜めに細かく切り込みを入れる
3. 2.を輪切りにして塩水にしばらく浸けてから水分をしっかり絞る
4. ワカメ適量を戻して食べやすい大きさに切る
5. ミョウガ1~2個は切って水に軽くさらし水分を切る
6. 酢大さじ2、水大さじ1、砂糖、しょうゆ、顆粒だし、ショウガの絞り汁各大さじ1/2をよく混ぜ合わせる
7. うなぎ半尾に割りばしで2か所串を打ち、酒大さじ1/2を振りかけてからフライパンに置く
8. 7.に酒各大さじ1を入れてふたをして中火で水分がなくなるまで蒸し、粗熱が取れたら食べやすい大きさに切る
9. 3.4.5.8.を盛りつけて6.をかける

大暑では暑さに負けず楽しく過ごそう

毎年7月23日〜8月7日ごろの大暑は、1年のなかでも暑さが厳しい時期です。夏らしさを楽しむ一方で体調を崩さないように食事にも注意しましょう。また親しい人に暑中見舞いを書くのもおすすめです。

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/photoAC

 

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