三陽商会のファッションウェブマガジン

綺麗な爪を作ろう!割れ爪や二枚爪の原因や切り方・ケアのコツ

綺麗な爪を作ろう!割れ爪や二枚爪の原因や切り方・ケアのコツ

LIFE STYLE

爪は健康のバロメーターとも言われ、睡眠不足やストレスなどが爪に影響する傾向があります。つまり綺麗な爪を維持するのは、体調管理の観点からも大切です。なかには二枚爪や割れ爪、巻き爪などに悩み、ネイルをしないにしても綺麗な爪に憧れているケースがあるかもしれません。この記事では爪のトラブルの原因や綺麗な爪を作るためのポイントを紹介します。

爪のトラブル要因

爪は指先を衝撃や雑菌の侵入から保護する役割があります。爪を傷めてしまう行為に心当たりがないかを見ていきましょう。


衝撃
爪は、3層構造になっていて、表面側から見ると上部爪甲、下部爪甲、爪甲下ケラチンに分かれています。爪に強い力が加わるとそれぞれが割れる原因になるのです。



・爪を立ててパソコンのキーボードを叩く
・爪をひっかけてシールをはがす、缶を開ける
・洗濯物を思い切りつかむ


乾燥
爪は皮膚の一部で、通常10〜15%ほどの水分が含まれています。しかし爪には皮脂がないため、肌に比べると乾燥しやすくなっているのです。他の皮膚と同様に、乾燥しすぎて油分が奪われてしまうと爪はダメージを受けてしまいます。



・素手で皿を洗う
・手を洗った後に拭かない
・保湿をしない


栄養不足
爪は体の一部なので、体全体の栄養が不足していると影響を受けて弱ってしまいます。爪に縦線が目立つ、反りかえっているなどのトラブルがある場合には、生活が乱れていたり十分に栄養がとれていなかったりして体が弱っているのかもしれません。

爪にはケラチンというタンパク質が多く含まれます。タンパク質や亜鉛や鉄分などのミネラル、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンEを中心に栄養バランスのよい食事に努めることが大切です。


血行不良
血行不良の場合も爪にはよくありません。指先が冷えている場合や栄養不足の場合には、血行が不足して爪が紫色になってしまいます。

体の末端まで血流をよくするには爪のマッサージがおすすめです。爪の生え際にはツボがあり、よくもむことで血流の改善や自律神経を整える効果が期待できます。もちろん、生活習慣の改善や栄養の摂取に心がけることも重要です。

綺麗な爪の切り方

誤った爪の切り方をしていると二枚爪や割れ爪の原因になります。爪切りは意外と爪に負担がかかるため、切る衝撃で爪が傷むことがあるのです。ここでは正しい爪の切り方をご紹介します。


爪切りの頻度
爪は伸びすぎても短すぎても日常生活に支障が出てしまいます。人の手の爪は1日に0.1mm、足の爪は0.05mm伸びると言われていますが、一般的に代謝が活発になるとよく伸びます。そのため、夏場や年齢の若い人のほうが爪が伸びやすい傾向があるのです。

爪を切るタイミングや人や季節の状況により異なりますが、綺麗な爪を維持する目安として、手の爪は5〜7日、足の爪は10〜14日程度で爪切りを行うのがおすすめです。


爪を切る位置
爪を切るときの長さは、指の先端と同じ高さが目安です。手のひら側から見て、爪先の中央部と爪の先端の高さが同じになるように切りそろえましょう。

手の甲側から見て、爪の先端から指先が見える場合は切り過ぎです。


爪の正しい切り方の手順
爪切りを使って綺麗に爪を切るためには、風呂上がりなどで爪が保湿されて柔らかくなっているタイミングに切りそろえるのがおすすめです。


1. 最初から爪の両側を短く切り落とすのではなく、中央から切りはじめます。切る位置が指の先端と同じ高さになるように爪切りを当てて切る確認をします。
2. 爪の縦横のカーブを確かめ、切り口ができるだけ直角になるように爪切りの刃の角度をあわせます。
3. 中央から指の端側へ向かい片側ずつ切ります。切る際は1回で終わらせずに、片側を3回ほどに分けて少しずつ切りましょう。
4. 爪やすりを使い爪の断面を整えます。やすりの種類がいくつかある場合は、目の粗いほうを最初に使います。
5. 爪の断面が直角になるように、爪先の両端から中央の一方向に向かってやすりをかけます。
6. 角の部分はやすりを当て小刻みに動かして丸みをつけます。

綺麗な爪を作るネイルケアのコツ

ネイルケアとは、爪の断面を整えるほか、爪の余分な角質や甘皮、ささくれなどを取り除き、爪の表面を磨く工程です。

適度なケアで綺麗な爪と手元が作れるだけでなく、爪のトラブルの予防にもつながります。


ネイルの形は大きく5種類
爪の形は大きく5種類あり、好みの形が選べます。爪の負担が最も少ないのはスクエアオフです。


・スクエア:爪にカーブを作らず、ほぼ直角に整えた形
・スクエアオフ:スクウェアの角に丸みをつけた形
・ラウンド:全体的に丸みを帯びた形
・オーバル:ラウンドよりも少し縦長で先端と側面に丸みがある形
・アーモンド:ラウンドやオーバルよりも爪の先端が鋭い形


ネイルケアの方法
まず手の爪のネイルケア方法をご紹介します。


1. 爪切りの4. 以降の工程と同様にやすりをかけます。
2. 甘皮周りの皮膚を柔らかくするためにぬるま湯に浸します。
3. 爪の表面にあるくすみや汚れを浮かすためにキューティクルリムーバーを甘皮に塗ります。
4. 健康な爪を作りやすくするために、プッシャーで甘皮を押し上げ爪の形を整えます。爪と甘皮との間にある皮は余分なものなので取り除いて構いません。ただし、甘皮は爪に細菌が入らないように保護する役割があるため、取りすぎに注意が必要です。
5. 目の細かいやすり(ネイルバッファ)で爪の曲面に沿って磨きます。加齢による縦筋などを取り除き爪の艶出しを行います。
6. 甘皮部分にオイルを塗ってしっかりと保湿をし、指先をマッサージしてなじませます。


足の爪を綺麗にする場合にも、手と同様に日々のケアが欠かせません。例えばきつい靴を毎日長時間履いたままでは爪にも負担がかかるため、綺麗な爪が維持しづらくなります。

また、爪を清潔に保ち、保湿に努めることも大切です。特に巻き爪の場合は古い角質や汚れがたまりやすいため、爪の周りや爪の下の汚れを落とすように意識を向けて洗うのがおすすめです。

綺麗な爪で毎日を楽しく過ごそう

綺麗な爪は健康の習慣に気付く目安にもなるため、日々を気持ちよく過ごすのに綺麗な爪の維持は欠かせません。好きなネイルで装うことも楽しいですが、爪の長さ・形をこまめにチェックして綺麗な爪が維持できるように過ごしてみましょう。

編集&文/SANYO Style MAGAZINE編集部 写真提供/photoAC

 

PAGE TOP